カリキュラムの特徴

インタラクティブ型キャリア教育の全体図-1に示されているように、インタラクティブ型キャリア教育は、三つのサブプログラムから構成されます。ひとつは、商学部が提供する既存の専門教育カリキュラムです。セメスター制の下での学期で表現すると、入学1回生を対象とした第1学期のプロゼミナールをはじめとして、専門基礎の経済、経営、会計と七つのコース概論を経て、専門科目の修得へ体系的に発展していくようなカリキュラム体系が組まれています。

他方で、三年次の第4学期から専門ゼミナールが始まり、少人数のゼミナールのもとでより専門的な知識の修得や学生相互間のインタラクション、他大学との討論会などを通じて問題意識を明確にして、いわばその集大成として卒業論文を作成するのが、一般的な履修プログラムとなっていました。


今回新しく導入した「キャリア・デザイン論」(原則として、第2学期ないし第3学期)と「プロジェクト・ゼミナール」(第3、4、5学期)は、前者は、ビジネス課題発見、解決能力向上のための教育プログラムであり、とくに後者は学生がビジネスの現場が持つ課題に擬似的に向き合うことや現場の事業者との交流を通じて、さらに能力を高めるという実践的総合キャリア教育の核心をなす内容になっています。

こうした理論と実務とのインタラクションを通じて、より鮮明な問題意識や課題をもって専門ゼミナールに臨み、すぐれた卒業論文も作成できるようになると思われます。専門教育の中に、まさにキャリア教育を取り込むことで「課題の発見、解決能力の向上」という教育の最終目標を実現することができるのです。
インタラクティブ型キャリア教育は、単なる知識の伝授ではなく、専門課程で学生の自ら考える力を体系的に育成していく教育方法やプログラムを確立しようという試みです。
これは、真の意味での教育改革につながるものと考えられます。